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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
少女
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)湊 かなえ
単行本: 279ページ
出版社: 早川書房 (2009/1/23)
言語 日本語
ISBN-10: 4152089954
ISBN-13: 978-4152089953
発売日: 2009/1/23


2作目もダーク…しかし『告白』の衝撃にはかなわないな。『少女』はタイトル通り思春期の少女たちの心のウチが描かれてます。「人の死ぬ瞬間を見たい」という少女たちの行動にはちょっと下向き。後味よりむしろ読んでる時の方が気分的には悪かった。元来こういうのは嫌いじゃないけど作者が物語を無理にダークにしている感じがしたのは私だけかな。とはいえ引き込まれてしまうんだからやっぱ面白いってことだ。
2009.03.22 Sunday | [マ行]湊かなえ | - | -
森に眠る魚
森に眠る魚角田 光代
単行本: 365ページ
出版社: 双葉社 (2008/12)
ISBN-10: 4575236497
ISBN-13: 978-4575236491
発売日: 2008/12



ママ友達が心を許しあい密になって壊れてゆくまで。大事件が発生するわけではないのに常に緊張の糸が張りつめる人間関係。徐々にかみ合わなくなる心は小さな殺意にまで…。子供が小さい頃は幼稚園や公園を起点に人間関係が出来上がる。この狭い囲いの中では些細なトラブルは大きな波紋となっていきます。夕方までの子どもとの濃密な時間で煮詰まってしまうんですよね。母業って意外と孤独だから。子育て真っただ中の方はどうでしょ…刺激が強すぎますか。だってどうしてもあの事件を思い出してしまう。
2009.03.17 Tuesday | [カ行]角田光代 | comments(0) | trackbacks(0)
鬼の跫音
鬼の跫音道尾 秀介
単行本: 228ページ
出版社: 角川グループパブリッシング (2009/1/31)
ISBN-10: 4048739115
ISBN-13: 978-4048739115
発売日: 2009/1/31



道尾さん初短編集だそうで。みなさんトリックを期待して本を手にしてますね…きっと。短編なので大どんでんはないけれどピリッとやってくれます。すべての物語にSが登場。連鎖かと思って警戒しつついろいろ探るもそうでもない。いやその前に本を開くともうフォントがコワイ。ホラーっぽいけどホラー嫌いだけど私は実に面白く読ませていただいた。
2009.03.09 Monday | [マ行]道尾秀介 | comments(0) | trackbacks(0)
陽の子雨の子
陽の子雨の子豊島 ミホ
単行本: 210ページ
出版社: 講談社 (2006/3/28)
ISBN-10: 4062133687
ISBN-13: 978-4062133685
発売日: 2006/3/28



豊島さん2作目。初読みの『檸檬のころ』はことのほかよかった記憶があります。コレは読む本がなかったので短めの本を図書館で探してて出会った作品。装丁もなかなかのインパクト。中学生夕陽が偶然出会う不思議な24歳・雪枝は19歳・サトシと同居中。物語中、中学生としては抜群な優等生ぶりだった夕陽も心の中では不安や期待と格闘。つい息子とダブらせてしまいますね。非日常的ではあるけれど独特の世界に引き込まれました。豊島さんはなんかいいですね。
2009.03.06 Friday | [タ行]豊島ミホ | comments(0) | trackbacks(0)