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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
追伸
追伸真保 裕一

単行本: 271ページ
出版社: 文藝春秋 (2007/09)
ISBN-10: 4163262806
ISBN-13: 978-4163262802
発売日: 2007/09


タイトルが意味深でなんとなく惹かれるものがあったので久しぶりに手にした真保作品。「エェーこのまま手紙だけで終わるの?」と思ってたらホントに全編手紙のやりとりのみで構成されてる変り種。コレってホントに真保さん?って感じ。ギリシャに単身赴任した夫に突然届いた妻からの手紙と離婚届。この二人の行く末はどうなるのかと少々不自然な手紙のやりとりを読み進めると物語は妻の祖父母の過去に遡ります。あの時代のある女性の生き様としては読み応えはありました。…で元来手紙が持ってる魅力も改めて感じたものの離婚間近の夫婦が延々と手紙で語り合うという状況に違和感を持ってしまったかな。時代背景的にも好きそうなので即行母に持って行きました(汗)。
2007.11.26 Monday | [サ行]真保裕一 | comments(2) | trackbacks(1)
遺言―桶川ストーカー殺人事件の深層
遺言―桶川ストーカー殺人事件の深層清水 潔

単行本: 284ページ
出版社: 新潮社 (2000/10)
ISBN-10: 4104405019
ISBN-13: 978-4104405015
発売日: 2000/10

まずは詩織さんのご冥福を心よりお祈りします。
通学途中の女子大生猪野詩織さんがJR桶川駅前で何者かに刺されたというあまりにも有名な殺人事件。執拗なストーカー行為を受けいていた詩織さんが意を決し警察に助けを求めたにも関わらず悲劇は起きてしまったのです。彼女の残した悲痛な叫びである『遺書』を辿り、週刊誌記者である清水さんが執念の取材をされた全てがこの作品となっています。詩織さんはなぜ無念の死を遂げなければならなかったのか…清水さんの熱い思いに最後まで涙が止まりませんでした。怠慢捜査で起こった事件を更に隠蔽しようとする警察、異常なストーキング行為を続けお金で殺人を依頼するクズ人間…虫唾が走る。やりきれない思いが読後も重くのしかかってます。詩織さんや詩織さんのご両親・お友達の思いを少しでも多くの方に知って欲しいと思います。そして警察のふざけた対応に怒りを覚えてください。とにかく風化させたくないという気持ちでいっぱい…もっと早く読むべきでした。とても読ませるチカラのある本…オススメです。清水さん自身のペット兼家族であるハムスター「のすけ」がしばしば登場するのですが「のすけ」への思いがまた作者の人柄をうかがわせます。shortさんのBLOGを拝見してこの本に出会えました…ありがとう。
2007.11.15 Thursday | [サ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
レモンのチカラ
レモンのチカラレモンのチカラ研究所

単行本(ソフトカバー): 128ページ
出版社: 日東書院本社 (2007/5/19)
ISBN-10: 4528016656
ISBN-13: 978-4528016651
発売日: 2007/5/19


品質間違いなしの代物ですが見た目が悪く商品にはならない小さいレモンたちが今年も山ほど届きました。絞って飲むばかりじゃあまりにも芸がない…で図書館で見つけたレモンのチカラを参考にイロイロと試しています。元来お酒は飲まないワタシですがいただいたホワイトリカーがずっと気になっていたのでまずはレモン酒。もてあますと困るので分量半分でチャレンジ。小ぶりのビンを購入し氷砂糖も人生初めてのお買い上げ(笑)。さてどうなるか…1ヵ月後が楽しみです。
2007.11.10 Saturday | [その他]料理 | comments(0) | trackbacks(0)
あなたの呼吸が止まるまで
あなたの呼吸が止まるまで島本 理生

単行本: 187ページ
出版社: 新潮社 (2007/08)
ISBN-10: 4103020326
ISBN-13: 978-4103020325
発売日: 2007/08


一昨年ナラタージュが話題になっていたのに読みそびれ…本作品が島本さん初読み。あちこち酷評のなか…先入観ゼロのワタシとしては悪くなかった気がします。タイトルだけで読み解いてみるとムリヤリいい感じに見積もって「愛と死をみつめて的な恋愛劇」、もしくはやっぱこっち…「絶対許さない的な復讐劇」。内容はもちろん後者。主人公野宮朔は舞踏家の父と暮らす12歳の少女。舞踏に情熱を注ぐ父に振り回されながらも毎日健気に頑張る朔。ウチに抱える夢や悩み…そしてつらい出来事に懸命に立ち向かう強さ…強くならざるを得ない痛々しさ。この丁寧語の文体がそれらすべてを巧みに表現しています。疑うことを知らないピュアな心とドキッとするような大人びた思考が交錯する宙ぶらりんな年頃。思春期に向かう少女の繊細な心の描写もよかった。いつも不在がちの父が娘の異変に気づきプラネタリウムに連れてゆくシーンの
体の声に耳を傾けて、じっくり思考して、体にも心にも気持ちが良くて正しいと思えるものを選んで。いったん選んだら堂々として、それを信じてあげるんだ。そうしていれば大丈夫だから。朔ならきっとできるよ
という不器用な父流の励まし…どうですか?こんなオバサンが12歳の少女をつかまえて共感という言葉はおかしいけれど、ふっと少女時代の感情を想起させられた感があり、娘を持つ母親としてではなくむしろ本人になりすまして読んでいた(笑)。朔には凛としたステキな女性に成長して欲しいー。
2007.11.09 Friday | [サ行]島本理生 | comments(0) | trackbacks(0)
ZOPFのおうちパン テーブルロール
ZOPFのおうちパン テーブルロール伊原 靖友

大型本: 63ページ
出版社: MCプレス (2007/11/8)
ISBN-10: 4862950035
ISBN-13: 978-4862950031
発売日: 2007/11/8


いつもお世話になってるZopfさんの本が出版されました。どんな内容かワタシもまだ未確認!どうやら初心者および一般向けのパン作りのHow to本らしいです。パンは作らず食べる専門のワタシですが早速本屋さんに走ります。
2007.11.08 Thursday | [その他]料理 | comments(0) | trackbacks(0)
サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ
サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ大崎 梢

単行本: 263ページ
出版社: 東京創元社 (2007/04)
ISBN-10: 4488017398
ISBN-13: 978-4488017392
発売日: 2007/04


成風堂書店事件メモシリーズ第3弾。今回も杏子さん&多絵ちゃんコンビが大活躍の全5篇。ミステリーを読むというより…もー完全に本屋さんの裏話を期待しているワタシ。いつもながらいろんな著書名が登場するのも嬉しいし、苦労話も興味深い。本作品ではイチバンミステリー色の濃い表題作より、成風堂に社会化見学に来た小6男子と書店員さんのふれあいがとても魅力的に描かれていた『君と語る永遠』が好き。この本を読了直後、本屋さんに立ち寄ると子供雑誌の付録を一生懸命輪ゴムで止める書店員さんを発見…思わずじーっと見てしまった。前作同様…一度は本屋さんで仕事してみたいなと思ってしまう本(笑)。やっぱ短編の方が断然いい。
2007.11.02 Friday | [ア行]大崎梢 | comments(0) | trackbacks(0)