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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
青春デンデケデケデケ
私家版 青春デンデケデケデケ芦原 すなお

文庫: 470ページ
出版社: 角川書店 (1998/07)
ISBN-10: 4043446012
ISBN-13: 978-4043446018


『階段途中のビッグ・ノイズ』からバンドつながりで読んでみました。四国のとある田舎町、時代は1960年代。ロックに目覚めた男子高校生が仲間とバンドを始めてから卒業するまでの物語。まったくスレてない純な男子に目を細めてしまいます。直木賞受賞作なんですね。コレに応募するために端折ったのが私の読んだ『青春デンデケデケデケ』で800枚のオリジナル版がココに貼ってある『私家版・青春デンデケデケデケ』。この時代で高校生ってことは彼らは今話題の団塊の世代っつーことになるんですね。快く顧問を引き受けてくれる先生や防音のために不要のカーテン等を縫い合わせて使うあたりは先日読んだ本とかぶったりしますが若者のエネルギーがヒシヒシと伝わってくるのはいいものです。ソコココに讃岐弁の解説が入っているのが気になりますが『ジョニ・ビ・グッド』がロックの代表曲という意見は同感!
2007.02.09 Friday | [ア行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
夏の力道山
夏の力道山夏石 鈴子

単行本: 169ページ
出版社: 筑摩書房 (2006/09)
ISBN-10: 4480803971
ISBN-13: 978-4480803979



家族は夫・明彦と保育園に通う二人の子供。五十嵐豊子はバリバリ働く41歳主婦である。同じメンツで繰り返される毎日。特に何かが起こるわけでもないがこの平和を保つにはちょっとした工夫がある。豊子の持つ「主婦の公式見解」である。結構神経を使うのだ。たとえばゴハン。食べることは大切で手抜きだと思われてるメニューでも無意識に栄養バランスを気遣うのが主婦なのだし、さらに温かいものを温かいうちに美味しく食べて欲しいわけだ。…とまぁこんなコトから始まって日頃の小さな出来事のなかに豊子の嘆きやこだわりを見つけては自分との共通点を確認。しかしながら正直この作家さんは苦手かも。タイトル抜群だし、自分の旦那を「この男」と言う豊子がたくましくて好きだけど…どこか微妙なズレを感じながらの読了。どこかで出てきた「謝ってる人を責めても、何も起こらないのだ。」という言葉がなぜか頭に残っているのはなんだろ(いつも謝ってる人を責めてるんだろうか私…)。
2007.02.05 Monday | [ナ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
階段途中のビッグ・ノイズ
階段途中のビッグ・ノイズ越谷 オサム

単行本: 302ページ
出版社: 幻冬舎 (2006/10)
ISBN-10: 4344012461
ISBN-13: 978-4344012462



先に読んだ息子は最後の数ページを何度も読み返してはニヤニヤ。「早く読みなよ」と息子に言われるのっていいですね。共有してる感じがなんとも♪ロックを知らない自分を恨めしく思ったのはスクール・オブ・ロックを観たときと同じ感覚(泣)。落胆しつつも…サクッと読了。先輩の不祥事で存続が危ぶまれる軽音楽部。現在部員は啓人たった一人。恒例行事「田高マニア」に出演するためにはまずメンバーを探さきゃ。個性豊かな面々との葛藤や淡い恋…そしてラストのサプライズ。文句なく青春ストーリーの王道をいってるので読後感が爽快なのは当然…読んで間違いなし。…でさらにイイ感じなのはなんだろ。やっぱ脇を固める先生陣か。「校長なんて誰がやってもおんなじなんじゃ…」という意識をちょっと変えてくれたココの校長先生は素敵だった。まず先生たちが変わってくんだね。顧問のカトセンもサイコーだ。ロック大好き人間はもとよりそうでない方にもオススメです。
2007.02.01 Thursday | [カ行]越谷オサム | comments(0) | trackbacks(0)