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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
有元葉子の野菜教室
有元葉子の野菜教室有元 葉子

大型本: 97ページ
出版社: 講談社 (2003/11)
ISBN-10: 406179406X
ISBN-13: 978-4061794061


現在我が家は「野菜を食べよう」強化中です。
野菜と豆だけで生きていけそうな気がしてる今日この頃。
トシ…かな(-_-;)。
2006.06.24 Saturday | [その他]料理 | comments(0) | trackbacks(0)
ボーイス・ビー
ボーイズ・ビー桂 望実

単行本: 223ページ
出版社: 小学館 (2004/03)
ISBN-10: 4093861331
ISBN-13: 978-4093861335


県庁の星を読もうと思っていたところshortさんより「桂さんはボーイズ・ビーがオススメよ」と伺い早速読んでみることに。幼い兄弟がママを亡くした。6年生の隼人はお兄ちゃん。お仕事で忙しいパパを気遣いながらどうしたらママの死を弟に理解させることができるか考える。12歳の心には残酷なくらい重いでしょ…そりゃ。自分だって哀しいはずなのに(泣)。はりつめた心で助けを求めたのは靴職人の頑固ジジイ栄造。人との関わりを極度に嫌う栄造とママを亡くした哀しみを心の奥底にしまいこみ健気に頑張る隼人はやがて心を通わせる。よくある話ではあるけれど実にいい。父親が「お兄ちゃんなんだから」「信頼してるぞ」と隼人に重石を乗せてゆく一方で70の頑固ジイサンが隼人の話を同じ目線で聞いてやる姿に心が温まるのね。よかったね栄造ジイサンに出会えて。パパは忙しいから言いたくても言えないって思ってたことがとうとう堰を切ったようにあふれるシーンは…もう(涙)。こういうのにめっきり弱くなっちゃったな。出来る限り子供の心を察してやらなけりゃと思う母でありました。
2006.06.23 Friday | [カ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
ボロボロになった人へ
ボロボロになった人へリリー・フランキー

単行本: 249ページ
出版社: 幻冬舎 (2003/04)
ISBN-10: 4344003314
ISBN-13: 978-4344003316



そもそも小説はコチラが先。東京タワーがバカ売れしてるけど私が思うにコチラの方が断然リリーさんっぽい。インパクトのある短編6篇。現代の社会問題をダークなおとぎ話に仕立ててある感じ。皮肉ってるようでもありなんだか励まされてるようれもあり。「そんなバカな…」と思いながらもあまりの読みやさに加え、私には嬉しい大きな文字…なのですぐに読み終わっちゃうのが残念。リリーさん自身に興味が沸く本…エッセイも追々読んでみたいと思ったり♪
2006.06.21 Wednesday | [ラ行]リリー・フランキー | comments(0) | trackbacks(0)
ストロベリーナイト
ストロベリーナイト誉田 哲也

単行本: 402ページ
出版社: 光文社 (2006/2/22)
ISBN-10: 4334924867
ISBN-13: 978-4334924867



図書館が図書整理期間に突入し返却日がいつもより長いのをいいことに…時間かけ過ぎです。この手の本はチンタラ読んでると訳がわからなくなっちゃって…やっぱ一気にいかないとね。誉田さんは初読み…面白かった♪読みやすいけどホラー傾向がある?主人公は姫川玲子27歳。直感のきくイキのいいオンナ刑事。ある日見つかった青シートにくるまれた惨殺死体。玲子は直感だけをたよりに真相に近づくが…。玲子さんの直感があまりにも鋭すぎるのでこれが難と言えば難だったかな。警察ものでは腐敗した体質にガッカリさせられることが多い中…コレはわりかし好感触。玲子の過去を背景に見えてくる警察の重厚な温かさにホロリ。ユーモアもテンポもなかなか。アングラの怖さとグロテスクなシーンで恐怖の渦に巻き込まれちゃってください。
2006.06.19 Monday | [ハ行]誉田哲也 | comments(2) | trackbacks(1)
そろそろくる
そろそろくる中島 たい子

単行本: 135ページ
出版社: 集英社 (2006/03)
ISBN-10: 4087747999
ISBN-13: 978-4087747997



説明のつかない不安定な心と体調不良…どうやら原因はPMS(月経前症候群)?うまいタイトルですね…「そろそろくる」。30過ぎのイラストレーター秀子がPMSを抱えながら仕事や恋に立ち向かう物語。私自身PMSに当てはまる症状は申し訳ないほどナシのお気楽オンナなので残念ながら秀子の辛さを共感することはできなかった(なんて思ってるのは自分だけで実は回りにえらく迷惑をかけてるなんてことはないだろーな…不安)。それより今や更年期障害の訪れにビクつく日々…ホルモンバランスと言うのは厄介なもんですね。オンナ特有のもんだと思ったら大間違い。主人公の彼氏も「オレもPMSかもしれない」なんて言ってますしね。中島たい子さんの細かい着眼点が実にイイです。たとえば主人公が姪っ子のトモちゃんのスニーカーのかかとに名前が書いてあったのを見つけて
上履きならともかく、なんでスニーカーにまで名前を書くのだろう。やることが母とそっくりだ。母も学校に持っていく物には何でも大きく名前をかいてしまい、その物が台無しになる気がして嫌だった。姉はちゃんとトモちゃんにOKをもらって、これを書いたのだろうか?
というシーンとか。些細なことなんだけど「ものすごくよくわかるその気持ち」と思えるとそれだけで得した気分。漢方小説もいってみよー。
2006.06.03 Saturday | [ナ行]中島たい子 | comments(0) | trackbacks(0)
夜の公園
夜の公園川上 弘美

単行本: 240ページ
出版社: 中央公論新社 (2006/4/22)
ISBN-10: 4120037207
ISBN-13: 978-4120037207



どう書けばよいのやら難しいです。文学的恋愛小説というのかな。でもこれぞ川上ワールドなんでしょうね。とても苦手です…苦手なのに最後まで読んじゃいました。自分が夫のことを好きじゃないと思うリリ⇒リリの夫が好きなリリの親友春名⇒リリと深夜の公園で出会いリリにこがれる暁…こうして人間関係が連鎖してゆきます。まるで昼メロのように。終始何かシンとした空気が張りつめてるのはなんだろう。それぞれが自分でもうまく説明しきれない心の内側がとても丁寧な言葉で描かれている気がします。作家さんってすごいなって改めて思ったりして。こんな風に丁寧に丁寧に自分のことを考えてみたらどうだろう。人の気持ちって何なんだろう。切なさが尾を引く物語です。
2006.06.01 Thursday | [カ行]川上弘美 | comments(0) | trackbacks(0)