中島 たい子
単行本: 135ページ
出版社: 集英社 (2006/03)
ISBN-10: 4087747999
ISBN-13: 978-4087747997
説明のつかない不安定な心と体調不良…どうやら原因はPMS(月経前症候群)?うまいタイトルですね…「そろそろくる」。30過ぎのイラストレーター秀子がPMSを抱えながら仕事や恋に立ち向かう物語。私自身PMSに当てはまる症状は申し訳ないほどナシのお気楽オンナなので残念ながら秀子の辛さを共感することはできなかった(なんて思ってるのは自分だけで実は回りにえらく迷惑をかけてるなんてことはないだろーな…不安)。それより今や更年期障害の訪れにビクつく日々…ホルモンバランスと言うのは厄介なもんですね。オンナ特有のもんだと思ったら大間違い。主人公の彼氏も「オレもPMSかもしれない」なんて言ってますしね。中島たい子さんの細かい着眼点が実にイイです。たとえば主人公が姪っ子のトモちゃんのスニーカーのかかとに名前が書いてあったのを見つけて
上履きならともかく、なんでスニーカーにまで名前を書くのだろう。やることが母とそっくりだ。母も学校に持っていく物には何でも大きく名前をかいてしまい、その物が台無しになる気がして嫌だった。姉はちゃんとトモちゃんにOKをもらって、これを書いたのだろうか?
というシーンとか。些細なことなんだけど「ものすごくよくわかるその気持ち」と思えるとそれだけで得した気分。漢方小説もいってみよー。
⇒ ユミ (02/17)
⇒ くまま (02/17)
⇒ ユミ (02/15)
⇒ まるみ (02/15)
⇒ ユミ (02/03)
⇒ Rutile (02/03)
⇒ ユミ (12/24)
⇒ らぶほん (12/17)
⇒ ユミ (11/09)
⇒ しんちゃん (11/09)