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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
容疑者Xの献身
容疑者Xの献身東野 圭吾

単行本: 352ページ
出版社: 文藝春秋 (2005/8/25)
ISBN-10: 4163238603
ISBN-13: 978-4163238609



まず…湯川シリーズ最新作のようでしたがこのシリーズはたぶん読んでないので順番を誤った感が(-_-;)。
数学以外なんの興味もない高校教師石神が密かに思いを寄せるアパートの隣人靖子。しつこく付きまとう別れた夫を殺害してしまった靖子を救うべく天才数学者の頭脳は巧妙なトリックを思いつくのですが…その緻密さとは裏腹な石神の純愛。そして大学同期の物理学者湯川との友情。不器用な天才数学者の一途な心はラストに大きくゆれるのです。
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2005.09.28 Wednesday | [ハ行]東野圭吾 | comments(0) | trackbacks(0)
絵本からうまれたおいしいレシピ
e mook『絵本からうまれたおいしいレシピ ~絵本とお菓子の幸せな関係~』きむら かよ  晶子  鳥越 美希

大型本: 79ページ
出版社: 宝島社 (2005/4/28)
ISBN-10: 4796646051
ISBN-13: 978-4796646055



カワイイお菓子本を見つけました。
日本一有名なのねずみのぐりとぐらが作るあの大きな大きな"カステラ"。きりのなかのはりねずみのこぐまくんの大好物"野いちごのはちみつ煮"。小さなスプーンおばさんお得意の"コケモモのジャム"。
絵本から飛び出したレシピがたくさん。見ているだけで楽しくなってきます♪

2005.09.26 Monday | [その他]料理 | comments(0) | trackbacks(0)
対話篇
対話篇金城 一紀

単行本: 221ページ
出版社: 講談社 (2003/02)
ISBN-10: 4062115301
ISBN-13: 978-4062115308


金城作品に心酔して約2ヶ月…これでとうとう読む本がなくなっちゃいました。ゾンビーズシリーズとは全く趣きの違う中篇3つ。運命なのか…なぜか「君に聞いて欲しい」とばかりに死と背中合わせの彼らが静かに語り始める愛する人へのさまざまな思い。果たして私は今まで本当に大切だと思える人に出会ってきたのだろうかと本気で思い返してみたり…。3つの物語は少しずつ連鎖しているものの他作品にまでさりげなくリンクしてゆくあたりが読者の気持ちをくすぐる。やっぱ順番に読むべきだな。「本当に愛する人ができたら、絶対にその人の手を離しては駄目だ」というクダリが印象的な3つ目の物語『花』がスキです。そして「間違いない。この世界は素晴らしい。」と締めくくる前向きな金城さんがスキです。
2005.09.12 Monday | [カ行]金城一紀 | comments(0) | trackbacks(0)
はなうた日和
はなうた日和山本 幸久

単行本: 224ページ
出版社: 集英社 (2005/07)
ISBN-10: 4087747670
ISBN-13: 978-4087747676



装丁とタイトルが和み系オーラを放ってます。こういう本は思わず手に取りたくなりますねー。さて中身は…世田谷線沿線を舞台にした短編集。日常のたわいない物語も世田谷という土地柄なんとなくスマートに描かれてます。やんわりと生き方が問われているようにも感じる…癒されながらもスッキリとしていて好印象。とても読みやすいのでサラッといける。ときにはこんなタイプも必要だわね。
2005.09.11 Sunday | [ヤ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
かび
かび山本 甲士

単行本: 349ページ
出版社: 小学館 (2003/05)
ISBN-10: 4093874379
ISBN-13: 978-4093874373


実年齢に逆行し青春路線を突っ走ってまいりましたがそろそろ息切れしてきました(笑)。で負のエネルギーがプンプンする本が恋しくなるんですねー。地元大企業に勤める働き盛りの夫が勤務中,突然脳梗塞で倒れる。復帰が危うい夫を退職に追い込もうとする会社に妻が真っ向勝負!「泣き寝入りするものか!思い通りにはさせないぞ!!」しかし別に夫への愛がそうさせているのではないのだ。「世の中の筋違いなヤツらが許せない!」という世直し的な思いにつき動かされるところが好きである。逸脱しながらも次から次へと大きな企業にたったひとり挑んでゆくさまはスゴイ。が「何もそこまで…まあまあ少し落ち着きなさいよ」と肩をたたいてあげたくなる。まっ…やり方はともかくとして^^;主人公は弱者の代表として思いっきり鬱憤晴らしをしてくれたのだ。しかし最後まで気になるのは幼稚園に通うひとり娘の存在(-.-)。「巻き込まれ型小説」とされている山本さんの「どろ」⇒「かび」⇒「とげ」は三部作のよう…もちろん読みますよー!それにしても作者は男性ですよ。主婦特有の辛さや怒りを鋭く描いてらっしゃるのでビックリ。主人公の随所に出てくる関西弁の暴言が良きにつけ悪しきにつけスパイスになっとります。読後感はそっちのけで一気に落ちたい方にはオススメ。
2005.09.08 Thursday | [ヤ行]山本甲士 | comments(0) | trackbacks(0)