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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ
ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ今野 敏

単行本(ソフトカバー): 209ページ
出版社: 講談社 (2000/12)
ISBN-10: 4061821628
ISBN-13: 978-4061821620
発売日: 2000/12

今野敏氏のST(警視庁科学特捜班)シリーズ初読み。魅力的なメンバーたちが事件を解決してゆく!モスクワってだけで「わぁ〜苦手分野かも」と思いつつ恐る恐るページをめくる。いや〜百合根氏をキャップに活躍するSTの面々はステキでした。研修に訪れたモスクワで爆発事件の捜査に首を突っ込むことになるメンバー。混乱のロシア…なにか裏がある!次から次へと解明される新事実。痛快でした。今野塾を主宰する武道家今野氏の腕もキラリと光り…黒崎氏の強さが俄然魅力的!小気味よい読後感。
2004.10.31 Sunday | [カ行]今野敏 | comments(0) | trackbacks(0)
白光
白光連城 三紀彦

単行本: 262ページ
出版社: 朝日新聞社 (2002/02)
ISBN-10: 4022577215
ISBN-13: 978-4022577214
発売日: 2002/02

途中で『火のみち』を読んじゃったのでずいぶん時間がかかっちゃいました。いや〜切ないです。何の罪もない少女が犠牲になってしまうのです…。大人の身勝手な思いがひとりの少女の命を奪います。家族の心の中に潜む憎しみや後悔や情念がやがて少女への殺意へと変化してゆく理不尽さ。結局そんな家族全員の思いに殺されてしまったとしか思えず少女が不憫でなりません。それぞれの心の底にはドロドロとした思いが泥のようにたまっていたのだろう…吐き出さなければいつか爆発するものなのかもしれない。姉妹の憎悪が発端となるこの物語。姉の「子供の頃、妹だけを『可愛い』と褒めた大人たちの声」というクダリが何だか鈍く響いちゃって。最後に何かもう少し救いがあればと…
2004.10.25 Monday | [ラ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
火のみち
火のみち (上)火のみち (下)乃南 アサ

単行本: 362ページ
出版社: 講談社 (2004/8/4)
ISBN-10: 4062125765
ISBN-13: 978-4062125765
発売日: 2004/8/4

妹を守るために犯した殺人。苦悩し続ける兄次郎は陶芸と出会い職人として第二の人生を歩み始めるが奇跡の焼物「汝窯」との運命的な出会いは次郎を変えてゆく…そして生涯妥協を許さず孤独に完璧な焼物を求め続けた。窯の炎のようにゴウゴウと激しく燃える次郎の胸のうちは誰にも開かれることはなかった。「汝窯」にさえ出会わなければ静かに幸せに生きられたのに…切ない思いが残る。戦後の混乱で家族を失い激動の昭和を背景に生き抜いた兄弟たちの物語でもある。
2004.10.19 Tuesday | [ナ行]乃南アサ | comments(0) | trackbacks(0)
サウダージ
サウダージ盛田 隆二

文庫: 203ページ
出版社: 角川書店 (2004/09)
ISBN-10: 4043743025
ISBN-13: 978-4043743025
発売日: 2004/09

夏の終わりの八日間の物語。《サウダージ》とは「失われたものを懐かしむ,さみしい,やるせない想い」。登場人物はみんなそれぞれの《サウダージ》を抱えている。どうとらえていいやら…ちょっと異色。主人公の「自分のルーツ」に対するこだわりも垣間見え「ストリートチルドレン」を思い出す。主人公が自分の今の気分を表すようにシチュエーションに合わせ音楽を選ぶ場面が数箇所ある。これは音楽音痴の私にはとても残念。詳しい方は数倍楽しめることでしょう。
2004.10.04 Monday | [マ行]盛田隆二 | comments(0) | trackbacks(0)