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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
影踏み
影踏み横山 秀夫

単行本: 328ページ
出版社: 祥伝社 (2003/11)
ISBN-10: 439663238X
ISBN-13: 978-4396632380
発売日: 2003/11

双子の弟・啓二の命を奪った火事は主人公の心の闇となる。死んだはずの弟が主人公の内耳に存在するという非現実的な感じが横山さんっぽくない。新しい一面を見たって気もするけど全体的に暗く負の感情ばかりが目立ってたかなぁ?もう少し踏み込んだ人物設定があれば感情移入度がアップしたかも。だって何で泥棒なんだろ?主人公のぶっきらぼうな物言いも最後まで馴染めなかったような^^;。双子の方が読むとどうなんだろ?
2004.06.30 Wednesday | [ヤ行]横山秀夫 | comments(0) | trackbacks(0)
アッシュベイビー
アッシュベイビー金原 ひとみ

単行本: 190ページ
出版社: 集英社 (2004/4/27)
ISBN-10: 4087747018
ISBN-13: 978-4087747010
発売日: 2004/4/27

芥川賞とった人だ…と何となく手にしたこの作品。主人公は好きな人に殺してほしいと真っ直ぐに思いつめる…孤独なだけに激しく。本能に正直なのかもしれないが読み取ることができない作者の意図…なぜコレを本にしなければならないのか。救いを求めながら圧倒されてつつ結局読まされてしまったけど読んで後悔した本は初めて。本屋さんに〈芥川賞受賞作家第2弾〉と銘打って堂々と平積みされてることが信じられない。年齢的なギャップでなはく感性のギャップを感じる。
2004.06.24 Thursday | [カ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
誰か somebody
誰か ----Somebody宮部 みゆき

単行本: 384ページ
出版社: 実業之日本社 (2003/11/13)
ISBN-10: 4408534498
ISBN-13: 978-4408534497
発売日: 2003/11/13

義父である大財閥会長の運転手・梶田氏が事故で命を落とした…遺された姉妹に妙なことを頼まれた主人公は梶田氏の意外な人生を辿ることになる。登場人物の心理描写が丁寧に描かれていたのはさすが宮部さん…終始BGMに優しいメロディが流れているかのよう。そしてほどよくユーモアも織り込まれ安心感いっぱい。しかしもうひとつ刺激がね〜ネタバレになっちゃうから言えないけど…姉妹モノはどうも自分と重ね合わせてしまうので感情移入してしまう…大抵妹が悪役(笑)。
2004.06.20 Sunday | [マ行]宮部みゆき | comments(0) | trackbacks(0)
天使の代理人
天使の代理人山田 宗樹

単行本: 349ページ
出版社: 幻冬舎 (2004/05)
ISBN-10: 4344006194
ISBN-13: 978-4344006195
発売日: 2004/05

表紙を開くとまず目につく「Yに いつか君が読んでくれることを願って」というメッセージ。作者はどのような思い入れからこの物語を書こうとしたのか…気になります。人工中絶をしようとする女性のところに「天使の代理人」を名乗り思いとどまらせようとする人がやってきます。病院の秘守義務や情報漏えいという問題や個人の複雑な事情もはらんでいてどうも私には必ずしも「素晴らしい人たち」には映らなかったのですが,とてもデリケートであり,しかも「命」という重いテーマ…考え方がイロイロだけに本音トークも憚られる感があります。しかし一読の価値はあり…この問題については賛否は別として再認識する必要性を感じます。
2004.06.18 Friday | [ヤ行]山田宗樹 | comments(0) | trackbacks(0)
世界の中心で、愛をさけぶ
世界の中心で、愛をさけぶ片山 恭一

単行本: 206ページ
出版社: 小学館 (2001/03)
ISBN-10: 4093860726
ISBN-13: 978-4093860727
発売日: 2001/03

高校生の純愛小説。すっかり時の本となっていたのであまり読みたくなかったけれど娘が持ってたので^^;。設定があまりにも実生活からはかけ離れているのでとても感情移入できる代物ではなかったけど主人公とおじいちゃんが「あの世」や「大切なヒトの死」について語るところは神妙に読んでみました…いつか実際「大切なヒトの死」に直面したときこの二人の会話を思い出して心落ち着かせることが出来るかもしれない…。
2004.06.05 Saturday | [カ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)