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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
看守眼
看守眼横山 秀夫

単行本: 281ページ
出版社: 新潮社 (2004/1/16)
ISBN-10: 4104654019
ISBN-13: 978-4104654017
発売日: 2004/1/16

看守・フリーライター・調停委員・警察官・記者・秘書を主人公にした6篇からなる短編集。どれも表舞台からは一歩下がった人たちが主役となっています。保身から生まれる猜疑心や焦りからくるねたみ…微妙な立場に立たされるがゆえの不安定な心。それぞれの心理描写が細やかに描かれています。横山さんの短編はサクサクいけます。
2004.05.31 Monday | [ヤ行]横山秀夫 | comments(0) | trackbacks(0)
空中ブランコ
空中ブランコ奥田 英朗

単行本: 265ページ
出版社: 文藝春秋 (2004/4/24)
ISBN-10: 4163228705
ISBN-13: 978-4163228709
発売日: 2004/4/24

愛すべき精神科医伊良部先生再度登場!!。「ありえない^^;」と思いながらもじわじわと入り込んでしまう奇妙な伊良部ワールド・・・気がつけば完治している患者さんたち。ハチャメチャにして癒し系の特異体質→「病は気から」を実証してくれる伊良部先生…看護婦マユミの絶妙なキャラも健在。爽快な読後感…足取りまで軽くなる一冊♪
2004.05.26 Wednesday | [ア行]奥田英朗 | comments(0) | trackbacks(0)
グロテスク
グロテスク桐野 夏生

単行本: 536ページ
出版社: 文藝春秋 (2003/6/27)
ISBN-10: 4163219501
ISBN-13: 978-4163219509
発売日: 2003/6/27

恐ろしく美しい妹ユリコ。どこにいても瞬時に下される姉妹の容姿の優劣…姉は「悪意」を増殖させます。ユリコに関わった人々の心は少しずつ歪み壊れてゆく…グロテスクに。姉妹がどのように子供時代を過ごして来たかという前半部分は負の心情が鋭く描かれていて特に引き込まれました。作者はこの世の差別のすべてを書いてやろうと思ったそうですよ。そうそう姉が最後まで語りかけてた相手はいったい誰だったのでしょう?
2004.05.20 Thursday | [カ行]桐野夏生 | comments(0) | trackbacks(0)
幻世の祈り
幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)天童 荒太

文庫: 287ページ
出版社: 新潮社 (2004/01)
ISBN-10: 4101457123
ISBN-13: 978-4101457123
発売日: 2004/01

1995年に出版された『家族狩り』のリメイク版といわれていますが本書の「あとがき」で作者が文庫版でリメイクした経緯を説明しているので必読です。物語は家族について深く考えさせられます。この第一部では家族を作ることを避ける高校教師、家族が破綻してしまった刑事、執拗に親のあり方にこだわる児童センター職員などの登場が今後の展開の不安さをあおります。95年版を読んだばかりの私にはリメイクという形での再読がいろんな意味での発見をさせてもらえるというおまけ付きでした。終わり近くに部下からある事件の報告を聞かされた馬見原刑事が「もろいじゃないか」とつぶやく場面がありますがこの一言が妙に心に残りました。
2004.05.12 Wednesday | [タ行]天童荒太 | comments(0) | trackbacks(0)
慟哭
慟哭 (創元推理文庫)貫井 徳郎

文庫
出版社: 東京創元社 (1999/03)
ISBN-10: 4488425011
ISBN-13: 978-4488425012
発売日: 1999/03

連続幼女殺人事件を追う捜査一課長と心にぽっかり穴が開き新興宗教にのめりこむ男…このふたりが交互に登場するというスタイル^^;…。どんでん返しが見事だという先入観とともに読み始めたのも失敗だったようでどこを引っくり返すんだろうということばかり気になっちゃって。重みのあるテーマだとは思うが今ひとつ感情移入できなくって残念。
2004.05.04 Tuesday | [ナ行]貫井徳郎 | comments(0) | trackbacks(0)