天童 荒太
文庫: 287ページ
出版社: 新潮社 (2004/01)
ISBN-10: 4101457123
ISBN-13: 978-4101457123
発売日: 2004/01
1995年に出版された『家族狩り』のリメイク版といわれていますが本書の「あとがき」で作者が文庫版でリメイクした経緯を説明しているので必読です。物語は家族について深く考えさせられます。この第一部では家族を作ることを避ける高校教師、家族が破綻してしまった刑事、執拗に親のあり方にこだわる児童センター職員などの登場が今後の展開の不安さをあおります。95年版を読んだばかりの私にはリメイクという形での再読がいろんな意味での発見をさせてもらえるというおまけ付きでした。終わり近くに部下からある事件の報告を聞かされた馬見原刑事が「もろいじゃないか」とつぶやく場面がありますがこの一言が妙に心に残りました。
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