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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
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私の男
私の男桜庭 一樹

単行本: 381ページ
出版社: 文藝春秋 (2007/10)
ISBN-10: 4163264302
ISBN-13: 978-4163264301
発売日: 2007/10


先日直木賞を受賞した作品。物語は6章で1章ごと時間が逆行して花と淳悟の過去に遡ります。読み終わったあとまた始めから読みたくなるのは、2人の過ごした年月を知り歪んだ関係への嫌悪感が薄れてくるからなのか…。9歳の花は奥尻島で震災にあい家族をなくす。引き取り育ててくれたのは親戚だという25歳の青年淳悟。そう養父である彼が「私の男」。2人だけにしか理解できないであろうこの日々…淳悟のアンバランスな魅力と花の潜在的な母性に深く引き込まれてしまいます。
2008.01.31 Thursday | [サ行]その他 | comments(2) | trackbacks(0)
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2010.04.14 Wednesday | - | - | -

この記事に対するコメント

Rutile 2008/02/03 9:43 PM
はじめまして。
TBさせていただきました。

ただただ圧倒された作品でした。
まさに真骨頂といった感じでしょうか。
世間では評価が分かれているようですが、
私はとても好きな作品です。
最初から読みたくなる、ふたりの過去を知った上で、
ふたりを見たくなる…そんな作品でしたね。

もつれからみあった鎖で繋がれたような二人。
闇の深淵を見たような、眩暈がしそうな読後感を抱きました。

『桜庭一樹読書日記』を先日読んで、
その中にこの作品執筆中の様子が綴られていたのですが、
あぁ、納得。でした。
爆発せんばかりのオーラが漂っています。
そして爆発の賜物がこの作品なんだぁ、と感動しました。
どこまでも追っかけていきたい作家さんです♪
ユミ 2008/02/03 10:17 PM
Rutileさん…こんばんは。
とにかくタイトルに惹かれたのですが
やっぱりインパクトのある本でした(笑)。
桜庭さんは初読みでしたが…作風はこんな感じなのでしょうか。
オススメ作品があったら教えてください♪
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