" width="713" height="135" alt="ほんさえあれば" />

<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2010.04.14 Wednesday | - | - | -
<< 家日和 | main | 生協の白石さん >>
あなたがパラダイス
あなたがパラダイス平 安寿子

単行本: 272ページ
出版社: 朝日新聞社出版局 (2007/02)
ISBN-10: 4022502584
ISBN-13: 978-4022502582



週刊ブックレビューに平さんが出演していたのを見て速攻予約しました。更年期モノっていうのも気になりましたが、ジュリーが登場するという方に特に反応。元ジュリーマニアの私…読まないわけにはいきません。ここまで頑張って生きてきたのに追い討ちをかけるように3人の女たちにやってきた更年期。さぁどう立ち向かおうか。辛辣に愚痴りながらもバイタリティがあるのがおばさん。永遠のアイドルジュリーにエネルギーをもらって頑張る姿は微笑ましい。きっとオトコはこうはいかないんだろうな。
更年期は、親の老いやうっとうしさが増すばかりの配偶者や生意気になった子供との確執に立ち向かう年回りでもある。そこから来る山のような用事と苛立ちと不安が、更年期の体調不良に加わるのだ。みんな、よく生きてられるわよ。女って、えらいと思わない?
随所に登場するジュリーの歌はばっちりメロディーつきだったのは言うまでもありません(笑)。久しぶりにライブに行ってみようかなと思いました。特に、そろそろ来るぞ…またはとうとう来てしまったぞという年代の女性にオススメです。平さん一度挫折したことあるんですけど今回は共感しきりで面白かったです。「この世は仮面舞踏会だ」という名言には思わず吹きました。
四人とも70代後半から80代。同じ頃に生産されたのだから、ほぼ同時に耐用年数が切れるのは道理だが、医者探し、入院、転院、介護保険申請、そして介護という用事がいっぺんに押し寄せると、一人くらいさっさと逝ってくれないか(できたら、夫の親のほう)と罰当たりなことを考えずにはいられない。
本音の本音…頷いてる方が多いのではないかと…。あとコレはちょっと考えさせられたのですが…脳梗塞で倒れた父が発語リハビリ中に舌をもつれさせながら子供の頃の話をする場面。
父にも人生がある。頭の中に、夢多き少年であり、人生に悩む青年だった頃の、郷愁に満ちた思い出が詰まっている。誰かに聞いてもらいたい物語がある。そんな当たり前のことに、思い至らなかった。間に合って、よかった。
というクダリ。私の父は健在ですが…反省しました(泣)。昔からおじいちゃんだったわけじゃない。平さんありがとう。
2007.06.09 Saturday | [タ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
2010.04.14 Wednesday | - | - | -

この記事に対するコメント

コメントする









トラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
この記事に対するトラックバック