久坂部 羊
単行本: 508ページ
出版社: 幻冬舎 (2006/04)
ISBN-10: 4344011589
ISBN-13: 978-4344011588
久坂部氏は現役のお医者さんでしたよね確か。外科医なのかな。リアルすぎてグロいシーンが頻出なので要注意です。何も見えないはずなのに思わず目をそむける感覚。冒頭の衝撃的な一家四人惨殺事件の恐怖。突如として現れた通り魔殺人の恐怖。元夫の異常なまでの執拗なストーカー行為による恐怖。犯人が誰だと言うことよりとにかく最後まで恐怖の連続…コワいけどやめられない状態に。読後感は非常によろしくない。ですがその犯罪者に責任能力はあるのかどうか。心神喪失状態だというならばその犯罪者をどう鑑定しどう裁くのか。刑法第三十九条に阻まれる問題の数々は非常に興味深かったです。患者と向き合う医師の葛藤もなるほどと…。作中登場する「痛みを知らない男」がタイトルとなって『無痛』なのでしょうが「ヒトとして痛みを知らない怖さ」という意味もアリですな。あー怖かった。装丁も読了後にみるとさらに怖いし(;O;)。
⇒ ユミ (02/17)
⇒ くまま (02/17)
⇒ ユミ (02/15)
⇒ まるみ (02/15)
⇒ ユミ (02/03)
⇒ Rutile (02/03)
⇒ ユミ (12/24)
⇒ らぶほん (12/17)
⇒ ユミ (11/09)
⇒ しんちゃん (11/09)