" width="713" height="135" alt="ほんさえあれば" />

<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2010.04.14 Wednesday | - | - | -
猫鳴り
猫鳴り沼田 まほかる

単行本: 205ページ
出版社: 双葉社 (2007/08)
ISBN-10: 457523589X
ISBN-13: 978-4575235890
発売日: 2007/08


猫好きの人が読むと私とは違った深い思いがこみ上げてくるのだろうと思います。沼田さんといえばミステリー…しかし今回はちょっと違うテイスト。モンという猫に関わる人たちの心の奥底が緻密に描かれてます…とても緻密に。コレって連鎖短編なんですかね。最後の物語は年老いた猫を年老いた飼い主が看取っていく様が描かれてるんですけど…話すことの出来ないモンの所作が全てを物語っていて生きる力とうらはらに物悲しさがじんわりとしみてきます。動物は言葉で意思を伝えることが出来きないだけに深いです(泣)。
2007.12.14 Friday | [ナ行]沼田まほかる | comments(0) | trackbacks(0)
彼女がその名を知らない鳥たち
彼女がその名を知らない鳥たち沼田 まほかる

単行本: 311ページ
出版社: 幻冬舎 (2006/10)
ISBN-10: 4344012399
ISBN-13: 978-4344012394



タイトルはどういう意味をなすのだろう。出だしからイヤな空気が漂う…。十和子は昔の男への思いを引きずりながらなんとなく陣治と暮し始めてしまう。陣治の言動すべてに嫌悪を感じ顔を見れば罵倒する日々…それでも少しずつ陣治に依存してゆく十和子。一方何があってもとことん十和子を思う陣治。生理的にダメかもと思いながらしばらく読んでいると次第に見えてくる哀れな純愛。このまっすぐな重い愛はやがて十和子を救うのか…。ねじれた愛とサスペンスが絶妙に絡み合う独特の世界。
続きを読む >>
2007.05.24 Thursday | [ナ行]沼田まほかる | comments(0) | trackbacks(0)
九月が永遠に続けば
九月が永遠に続けば沼田 まほかる

単行本: 344ページ
出版社: 新潮社 (2005/1/26)
ISBN-10: 4104734012
ISBN-13: 978-4104734016
発売日: 2005/1/26


第5回ホラーサスペンス大賞受賞作品。
沼田さんは57歳…遅咲きデビューで話題になった。
ある夜,高3の息子がゴミを出しいったまま失踪したことから物語は始まる。ここ最近…こんなに先が気になってやめられない小説は久々。年齢こそ違えど息子がいなくなるという設定にズルズルっと引き込まれる。
2005.03.24 Thursday | [ナ行]沼田まほかる | comments(0) | trackbacks(0)