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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
いつか愛になるなら
いつか愛になるなら前川 麻子

単行本: 207ページ
出版社: 角川書店 (2006/03)
ISBN-10: 4048736787
ISBN-13: 978-4048736787



自分らしさを見出すことができないままの自分を奮い立たせ選択した美術学校。中年講師立川との出会いがトウコをまた曖昧な世界に引き戻す。トウコの所在のなさがあまりにも悲しすぎ。登場人物みんながいるべきところにいない感があって何だか非常に切ない読後感です。「私にはありえない」と思いながらこういう人生もありなのかと。また今回も苦手な物語なんだけど読まされてしまったなぁ〜前川さんには。そう…この本の背表紙のタイトル。文字がきちんと並んでないんですよ。なにげにくずれてい…読んだ後に見ると実に「うまいなぁ」と。トウコの心のすべてが透けて見えるようで。
2006.04.11 Tuesday | [マ行]前川麻子 | comments(0) | trackbacks(0)
すべての愛の1%
すべての愛の1%前川 麻子

単行本: 305ページ
出版社: 徳間書店 (2005/12)
ISBN-10: 4198621047
ISBN-13: 978-4198621049



前川さん初読みです。イメージからゆくときっといつもの前川さんじゃないんだろうなと思いますがどうでしょう。屈折した愛の持ち主である主人公たち。相手のかすかな心の動きを敏感に感じながら斜めの愛を貫くんですね。見てはいけないものを見てしまったような感覚です。共感部分はナシ。そりゃそうですねなにしろすべての愛のたった1%ですから。むしろこの1%に苦しめられたりするわけですから。ぞっとするようなシーンばかりなんですけど何だか引っ張られましたよ。なんか嫌なんだけどやめられない感覚。
2006.03.14 Tuesday | [マ行]前川麻子 | comments(0) | trackbacks(0)