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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
公園で逢いましょう。
公園で逢いましょう。三羽 省吾

単行本: 256ページ
出版社: 祥伝社 (2008/10/23)
ISBN-10: 439663305X
ISBN-13: 978-4396633059
発売日: 2008/10/23


三羽さん新作です。ひょうたん公園に集まるチビッコを連れたママたち。それぞれの過去を連鎖短編で綴ります。サラッと読めますが三羽さんらしからぬ感じは否めません。ま…年末忙しい時に1編ずつサクッと行くにはちょうど良い。
2008.12.27 Saturday | [マ行]三羽省吾 | comments(0) | trackbacks(0)
イレギュラー
イレギュラー三羽 省吾

単行本: 333ページ
出版社: 角川書店 (2006/06)
ISBN-10: 4048736906
ISBN-13: 978-4048736909



特別野球が好きってわけではありません。むしろよく分かりません…しかしスポーツものは熱くて爽やかで読後感がタイヘンよろしいです!厭世フレーバーで三羽さんにクラッとしてしまったので新作がとても楽しみでした。高校野球モノと聞いて一抹の不安がよぎりましたが球種の細かい説明などは多少飛ばしながらアチコチに登場する粋な計らいに胸を熱くいたしました。軽そうに見えて実はズシンと来るのが三羽さんの魅力ですね。村を丸ごと壊滅させた水害から半年…蜷谷村の住民は廃校になった小学校でつらい避難所生活を送っている。蜷高野球部も練習する場所さえなくくすぶる日々。そこへ甲子園出場校である地元K高から合同練習のお誘いが…。監督同士の因縁も絡んだりでなかなかです。巷ではめっきり少なくなってしまったご近所とのお付き合い。この本を読むと他人と力をあわせることの大切さを学びます。子供たちにもぜひ読ませなければいけません。
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2006.09.11 Monday | [マ行]三羽省吾 | comments(0) | trackbacks(0)
厭世フレーバー
厭世フレーバー三羽 省吾

単行本(ソフトカバー): 227ページ
出版社: 文藝春秋 (2005/8/3)
ISBN-10: 4163242007
ISBN-13: 978-4163242002



いやいや想像以上の面白さでした!三羽省吾さん…いいっすね。目次を見て「14歳男子の成長物語的作品なんだわきっと」なんて思い「息子にピッタリ♪」といそいそ借りてきたのですが見事に違いました(いやでも…違うとも言い難い)。これは意外に大人テイスト。突然いなくなった父親。残された家族、14歳ケイ・17歳カナ・27歳リュウ・42歳母・72歳爺さん…のそれぞれの厭世的状況が順番に綴られるんですが(実は厭世って言葉の意味が曖昧で調べました。お恥ずかしい)エピソードが重なっていくたびにまたひとつこの一家の謎が解けるという構成が実によかったです。軽妙な文体にも何度も吹いたし…家族に不安の影を落とし居なくなった主は意外と魅力的なヤツだったんじゃないかと思わせて終わってる感じもイイ。しかし崖っぷち家族の再生物語としてはちょっと出来すぎの感は否めず…。読後感がよかったから…まっいいんですけど。14歳ケイの章ではみずみずしい感じだし72歳爺さんの章では悟った感もある。作者はいったい若者なのかおじさんなのか!すると…ハハハなんだやや世代じゃないの。ほ〜ぅ…ますます好感がもてますな。デビュー作『太陽がイッパイいっぱい』を早速予約!次回作も期待大♪
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2006.05.22 Monday | [マ行]三羽省吾 | comments(0) | trackbacks(0)