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2010.04.14 Wednesday | - | - | -
不運な女神
不運な女神 (文春文庫 ゆ 8-1)唯川 恵

文庫: 319ページ
出版社: 文藝春秋 (2007/03)
ISBN-10: 4167727013
ISBN-13: 978-4167727017
発売日: 2007/03


唯川アレルギーは気のせいだったのかコレはサックリ。運のないオンナの物語8篇。普通に生きてるとこういうドラマにはなかなか遭遇することもないが崖っぷちのオンナは結構強いもんなんだなと改めて。こういう〈蜜の味〉タイプのだったら唯川作品も大丈夫そうなワタシ。しかし作品にかかわらず短編は脳みそを横切るだけでよっぽどでないととどまらない…もったいない気がする。えっ私だけ(汗)…?
2008.11.06 Thursday | [ヤ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
闇の子供たち
闇の子供たち (幻冬舎文庫)梁 石日
文庫: 478ページ
出版社: 幻冬舎 (2004/04)
ISBN-10: 4344405145
ISBN-13: 978-4344405141
発売日: 2004/04



映画化で話題になってたので読んでみた…なんとか読了。終始衝撃的。映画で取り上げられてるのは物語の後半部分のようでそこにたどり着くまでの幼児売春・臓器売買の描写があまりにもすごい。フィクションですけどね…ホントにフィクションなのかなって。『人間にとって一番恐ろしいのは飢えでもなければ死でもないのです。一番恐ろしいのは絶望です。』この一節が頭から離れないし、あとがきには…こんなことが起こるのは『モラルが低いからでも、人権意識が希薄だからでもない。貧困こそが最大の原因だ。』と書かれていた。しばらく引きずりそう。
2008.10.07 Tuesday | [ヤ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
そうだ、葉っぱを売ろう!
そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生横石 知二

ハードカバー: 216ページ
出版社: ソフトバンククリエイティブ; 四六版 (2007/8/23)
ISBN-10: 4797340657
ISBN-13: 978-4797340655
発売日: 2007/8/23


shortさんのオススメで早速読んでみました。わが地元民の目は節穴か…こんな元気本を新品のまま書架に放置してたようで手に取ったらまっさらでした。さて以前TVなどでもずいぶん紹介されていたので徳島県上勝町の葉っぱを売るおばあちゃんたちをご存知の方も多いはず。パソコンや携帯電話を操るおばあちゃんたちをみたときには衝撃が走りました。過疎が進む上勝町…農協の営農指導員として20歳でココにやってきた横石さんがこの「葉っぱビジネス」をみごと成功させるまでの約30年の奮闘記。ある日お寿司屋さんでつまものとして出されたもみじを見て「そうだ、葉っぱを売ろう」と思いつくわけですがこれがビジネスとして成功したのは並々ならぬ横石さんの努力があったから。理解ある妻に支えられ体をボロボロにしながらもなお楽しそうに元気に飛び回る横石さん。上勝町のおばあちゃんたちと築き上げた信頼関係は人と人との絆の大切さを教えてくれます。誰かに必要とされる喜びや働く楽しさを知り日に日に生き生きとするおばあちゃんたちが目に浮かぶよう。人は何かかしなければならないことがないとダメ。忙しいということは非常に大切なこと。「何もしなくていいよ」なんて言葉はおじいちゃんおばあちゃんにはちっとも嬉しくないのかもしれない。横石さんご自愛ください…家族のために上勝町のために。
2008.02.14 Thursday | [ヤ行]その他 | comments(2) | trackbacks(0)
累犯障害者
累犯障害者山本 譲司

単行本: 240ページ
出版社: 新潮社 (2006/9/14)
ISBN-10: 4103029315
ISBN-13: 978-4103029311



元国会議員の作者は秘書給与詐取の罪で服役中に障害を持つ受刑者たちに出会い衝撃を受けます。ワタシはそもそも障害者が刑務所にいるということ自体考えが及びませんでした。作者は出所後障害者が起こした数々の事件を追いながら繰り返し罪を重ねる障害者たちのショッキングな現実を知り、それを伝えています。ワタシ自身認識が甘く驚くことばかりが次々と書き連ねてありました。取り調べ、裁判の難しさ。障害者が障害者を食い物にするという実態。福祉的支援ネットワークの不備。そして法律…刑務所は1908年に施行された「監獄法」によって約1世紀何も変わらず運営されてきたそうです。2005年5月やっと刑務作業中心の管理方式から矯正教育を重視する「受刑者処遇法」が成立。どんどん進化する日本社会ですが何かタイヘンなものを取りこぼしているように思えます。タブーとされる障害者問題…無関係だという認識すらなかったワタシ。この本を読むことで今まで考えたこともないことがいろいろと頭ン中を巡りました。まだまだ知らないことが山ほどあるんだな…ということも痛感。
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2007.09.04 Tuesday | [ヤ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
はなうた日和
はなうた日和山本 幸久

単行本: 224ページ
出版社: 集英社 (2005/07)
ISBN-10: 4087747670
ISBN-13: 978-4087747676



装丁とタイトルが和み系オーラを放ってます。こういう本は思わず手に取りたくなりますねー。さて中身は…世田谷線沿線を舞台にした短編集。日常のたわいない物語も世田谷という土地柄なんとなくスマートに描かれてます。やんわりと生き方が問われているようにも感じる…癒されながらもスッキリとしていて好印象。とても読みやすいのでサラッといける。ときにはこんなタイプも必要だわね。
2005.09.11 Sunday | [ヤ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
白い巨塔〈1〉〜〈5〉
白い巨塔〈第5巻〉山崎 豊子

文庫: 416ページ
出版社: 新潮社 (2002/11)
ISBN-10: 4101104379
ISBN-13: 978-4101104379
発売日: 2002/11


田宮版ドラマの先入観と戦いながらたった今読了です。遡ること40年。年月の経過を感じさせることのない私の読書至上イチバンの大作。何よりも作者の取材力のすごさに感服するばかり。
2005.01.06 Thursday | [ヤ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)
肩ごしの恋人
肩ごしの恋人唯川 恵

単行本: 296ページ
出版社: マガジンハウス (2001/09)
ISBN-10: 4838712987
ISBN-13: 978-4838712984
発売日: 2001/09

自立した女は他人も自分も信じられない。女性を武器にする女は結婚、離婚を繰り返す。そんな27歳の二人の主人公と物語を紡ぐのは男子高校生、やさしい妻帯者、美しいゲイ…。等身大の女性を描く長編本格恋愛小説。第126回直木賞受賞。(Amazonより)
2002.03.24 Sunday | [ヤ行]その他 | comments(0) | trackbacks(0)