三浦 しをん
単行本: 334ページ
出版社: 文藝春秋 (2006/03)
ISBN-10: 4163246703
ISBN-13: 978-4163246703
第135回直木賞受賞作品。三浦しをんさんのイメージ変わりました。東京郊外のまほろ駅前で便利屋を営む多田啓介とそこへ転がり込んできた高校時代の同級生行天春彦。トップの挿画からも間違いなく男前設定のふたり。それだけですでに楽しめそうな予感が(笑)。そして依頼された仕事で出会う人たちのキャラの立ってること。一緒に関わった仕事の分ずつ縮んでゆくふたりの距離をとても上手く表現されてるんです。言葉ではなく空気で伝えるような粋な関係がとても魅力的。しかし人生いろいろで過去に意外と深刻な事情があるふたり。
不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはないと思う。
これは行天くんの名言。軽妙な会話とは裏腹に明かされない謎のアンバランスさ、苦悩するふたりの姿もまた哀愁があったりするわけです。そして底に流れる親子というテーマ。よかった…でもふたりタバコ吸い過ぎ。男前の小道具なのかやっぱ…。
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