角田 光代
単行本: 253ページ
出版社: 白水社 (2007/9/1)
ISBN-10: 4560091005
ISBN-13: 978-4560091005
発売日: 2007/9/1
角田さんはどれを読んでも面白い。物語はマキが「子供ができたかも…」と直感してから妊婦になり出産するまでを日記形式で綴ったもの。出産経験のない角田さんが描く妊婦さんの不安定な心がここまでリアルになのに驚く。現在妊娠中の方が読んだらさぞ勇気づけられるというか肩の荷が軽くなるのではないかと思う…私も妊娠中読みたかった(だいぶ前のことだけど…)。近所の産婦人科で「おめでたですね」と妊娠を告げられ「めでたいですかねえ」とつぶやくマキ。なんかわかる…。自分のおなかに子供を宿しひとりの人間を作り上げてゆくという責任重大な妊娠とうい現実。ホントにこんな私が生み落としていいのだろうか…大きな不安と実感のない喜びがグルグル渦巻いたものだ。ことあるごとに思い出す出産のことや子育て時代…でも妊婦時代の気持ちに立ち返ったのは初めてかもしれない。今思えば期間限定のとても貴重な時間だったのだ。角田さん思い出させてくれてありがとう。初心忘るべからずだ。これから妊婦になる予定の方も今現在妊婦さんの方もとっくの昔に産んじゃった方も楽しんでください。
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